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スポーツ

2008年6月 8日 (日)

死んでもいいから勝つ

連日色んな競技でオリンピック予選が行われ湧いています。

バレー男子が16年ぶりの出場、サッカーもありましたね。

そんなオリンピック関連のニュースで注目したのが、一つはアメリ

カのM・ジョンソンが過去のリレーの金メダルを返上すると言った

こと。リレーを共に戦った選手のドーピングが明るみになって、彼

は「あれは汚れた金メダルである」として返上を決めたらしい。

もう一つは水泳の水着の問題。水着で速くなるという感覚は素人

には分かりませんけど、確かに記録は違っているようで、みんなス

ピード社の水着を着ることになるのでしょう。

練習して強くなること以外の要素が勝負を決めることがある。

それは事実です。もちろん、ドーピングと水着を同列に語るつもり

はありません。何故ならドーピングは禁じられていることであり、ウ

ェアの開発はルール違反ではないから。

でも、ドーピングが仮に禁じられていなかったとしたら、これは何も

水着の選択とさして大きな違いはないことだとも思っています。

第一、いくら「汚れた金メダル」と言っても、目の前で誰よりも先んじ

てゴールしたことは事実なのです。ドーピングをした選手の方が速

く走れたのだ。かつて、カナダのベン・ジョンソンがドーピングで金

メダルを剥奪されたことがありました。結果、2位だったカール・ルイ

スが勝負に勝った形になりました。でも、そんなことは嘘です。私は

観ましたよ、ベン・ジョンソンの方が速かったことを。

ドーピングが禁じられている理由が私には分かりません。

私は医者ではないし、ドーピングの薬がどれほどの副作用を選手

の身体に及ぼすか、想像の範囲でしか語れません。でもですね、

競技者本人も大人なんだし、彼らが選べばいいのではないのです

か?もちろん、ドーピングをした結果、どんな未来が待っているか

は分かりませんよ、でも、それも承知で勝つために明日を捨てる

という選択があってもいいと思いますけど。

「死んでもいいから勝つ」、こういう選択ってダメなんでしょうか?

本人がそう考えてもダメなんでしょうか?

勝って、その後は英雄になって、引退後の生活も満喫したいとい

う選手より、明日はいらないから勝ちたいという選手の方に私は

心魅かれてしまうのです。

確かに、本当に死んでしまっている有名選手は何人もいます。

結局彼らは死ぬ時に後悔したのだろうか?「あの時ドーピングを

しなければ、こんなに早死にすることはなかっただろうに」などと

言ったのだろうか?

音楽なんかと違って、スポーツは勝負が着きます。結果が出ます。

そして、結果が全てだなどと言われることも少なくない。それなら

ば、ドーピングの果てに世界最速になったというのもその全てで

あるはずの結果のひとつなのではないのではと思うのです。

使いたくない人は使わなければいいし、使いたい人は使えばいい。

但し、使わない人は、恐らく使う人に勝てなくなるでしょう。それは

そうです、使う人は文字通り「命懸け」でやっているのだから。そ

うなると、ドーピングすることが、最早世界標準になってきてしまう

のだろうな。正直あのレベルで戦っている選手達って、勝つため

だったら、それくらいのことやるでしょう。だから、前もって禁止す

る。そういうことなのでしょう、それはよく分かります。

でも、私は思っています。ドーピングの上の結果も含めて、それが

結果だと。そして、結果が全てだと。

「汚れた金メダル」も「金メダル」には違いない。

第一「金メダル」よりも「速いということ」の方が真実だと思う。

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